〈最初に〉
8月～9月にかけて1カ月ほど北海道でFarm Caravanに参加させていただきました。学生ということもあり夏休み期間内での参加となりましたが、正直もっと長く滞在したいと思うくらい楽しい日々を過ごすことができました。少しでも気になっている方の後押しができるように、今回のワーホリで体験したことや感じたことをたくさんお伝えしたいと思います！
＜参加するまで＞
参加のきっかけはInstagramの広告でした。私は学生最後の夏休みに、普段はできない思い切ったことをやりたいと考えていました。そして、偶然見つけたFarm Caravanの活動を見て、ビビッときました。大自然の広がる場所で初めての農業を経験できたり、国際交流をシェアハウスも通じて行えたりと、自分の興味に合ったものばかりでとても魅力を感じました。今までに聞いたことがなかった形の国内ワーホリで少し不安もありましたが、担当の方とLINEを通して様々な疑問点や不安について相談でき、前向きに検討を進めることができました。また、参加が決まってからは事前に農家さんと直接連絡をとることもでき、より農場で働くイメージを膨らますことができました。
宿泊地はシェアハウスであるため、出発前の準備は航空券の手配のみで大変なことは特にありませんでした。現地で出会った方の中には遠方から自分の車で来ている人もいたので、比較的自由な形態で気軽に参加できるのだと思いました。
＜農業の仕事について＞
北海道に到着した翌日から仕事が始まりました。私の勤務先では、とうもろこし、かぼちゃ、じゃがいもの収穫を行いました。時には朝5時からの仕事もあり最初は早起きが大変でした（笑）しかし、すぐに習慣化することができ、毎日清々しい気持ちで一日のスタートを切ることができました！
とうもろこし畑では手でもぎってとうもろこしを収穫し、かぼちゃ畑では大きな葉っぱに隠れたかぼちゃを見つけて収穫し、じゃがいも畑ではハーベスターで掘ったじゃがいもを人の手で素早く選別し・・・正直楽な仕事などなく、農家さんの苦労を身に染みて感じました。新しい工程を行うごとに新たな筋肉を使い、毎日体のどこかに痛みを感じていました(笑)
しかし、一日の収穫を終えた時はとても達成感に満ち溢れていて、大変な仕事だと分かっていながらも毎回次の勤務が楽しみだなと思うことができました。農家さんには農業や野菜のことをたくさん教えてもらったり、大自然に囲まれた場所でお菓子を食べながらみんなでお話をしたり・・・一緒に働くみんなと和気あいあいと働くことができたのも、日々の楽しさの源になりました！
振り返ってみると、「お金を稼ぐ」というよりも「農業自体を楽しむ」ということの方が自分の中で大きかったと思います。普段は消費者である自分が生産者側に立ち、収穫した野菜が出荷されてお店に並べられたり、加工されてお菓子になったりすることを考えると、とても感慨深くなりました。大阪に帰ってきてからも「北海道産」という文字を見つけては立ち止まって見てしまいます（笑）
また、今回はコロナの影響もあり海外からの参加者は少なかったですが、少しの間、チリから来た方と一緒に働く機会もありました。通勤中や、仕事、休憩の時間を通してたくさん交流ができ、日本にいながらもとても貴重な経験ができました。コミュニケーションを通して日本について教えてあげることで、どんどん興味を持ってくれてとても嬉しかったです。Farm Caravanは日本国内でのワーホリであるからこそ、日本に興味を持っている外国人にたくさん出会えると思います。日本にいながらも英語を実践的に学びたい、日本の魅力を伝えたい、国際交流をしてみたいなど考えている方が参加することでお互いの助けになるのだなと感じました。興味がある方はぜひ参加してみてください！
〈シェアハウスについて〉
私は今回のワーホリに地元の友達と二人で参加していましたが、勤務場所はそれぞれ違いました。そのため、家に帰ったらいつもお互いの仕事の話をして盛り上がっていました。また、シェアハウスでは、年齢問わずいろんな地方から来た方々とお話をすることができ、家に帰ってからも楽しい時間を過ごすことができました。Farm Caravan のみんなでトランプをしたり、北海道のクラフトビールを飲みながらたくさんお話をしたりと、とても楽しい時間を過ごせました。農家さんからいただいた野菜で毎日自炊生活をすることも初めての経験で、とても有意義な時間を過ごせました。時には、料理の上手な方にも美味しい料理を振舞ってもらい、食生活に困ることは全くありませんでした（笑）
〈休日について〉
休みの日は友達と合わせてもらうことができ、毎回の休日を北海道観光で楽しみました。Farm Caravanでは参加者みんなで共有する車をお借りすることができるため、免許を持っているととても行動範囲が広がると思います。実際に私たちも車で日本最北端の地に行ったり、4時間ほどかけて札幌に行ったりしました。時には、勤務終わりの夜に出発して、車中泊をしてから朝一に船で離島に行くということもありました。それくらい、少しでも空いた時間を有効に使って北海道を満喫していました。また、仕事やシェアハウスを通して地元の人しか知らない穴場情報も得ることができたので、普通に観光だけで北海道に来るよりも貴重な時間を過ごせたと思います。そういった点も、長期に渡ってワーホリに参加する魅力の一つだと思います。ただ、北海道は本当に広すぎて行きたい場所は全て行ききれませんでした（笑）また訪れてコンプリートしたいです。
初めて訪れた北海道という土地で、初めての農業に触れて、年齢国籍問わずに様々な方と出会うことができ、一生忘れられない思い出となりました。ワーホリという言葉を聞くと海外のイメージが強かったですが、日本の中でもここまで有意義なワーホリを経験できたことがとても嬉しいです。来年からは就職しますが、機会があったらぜひまたこのような経験をしたいと思います！気になっている皆さんもぜひ参加してみてください！
Miyuki